TESEが終わってから。



最初は「mochaとの時間を作りたい」といって新しい仕事を探していたオット。



でも1週間もしないうちに動かなくなってしまいました。



探す様子もなければ、むしろ日々のことに流される毎日。




何も変わらない現実に、もやもやとした気持ちをぬぐえないでいる自分がいました。




忙しい毎日。


あきらめた夢。


そして、できなかった、子供。


さらには取れない夫婦の時間。


一人で食べることが多い晩御飯。


疲れて帰ってくるオット。





結婚って?幸せって?
私は何のためにここに存在しているんだろう?




そう思ったmochaはその思いをオットにぶつけることしかできませんでした。



ぶつけて正直に腹割って話せばわかってくれる!



本気で思っていました。




ずっと就職してから鮮魚店で勤めてきたオット。

誰でもそうですが畑違いな場所に転職することに自信など持てるはずもありません。

転職情報を見るほどに自分に自信をなくし、今のままでよいのではないか・・・という思いが増えて行ったのでしょう。




そんなオットをその当時は本気で情けない、男らしくない、と思っていました。
今思えばひどい話です。



でもガッツで乗り切ってほしい、そういう思いもあったのは事実です。



mocha自身もオットにどうしてほしいのかよくわからなかったのかもしれません。



ただ、転職活動をしてくれないオットに怒っては、けんかを繰り返す日々。




しぶしぶ動くオットを見てもやもやするmocha。




ただ、自発的な発言や、思いがほしかった。



私が言って動くのじゃ、意味がないのに。




そう思うけど、何か形がほしい。




すぐに動いてほしいmochaと、腰の重いオット。




二人の速度の差、気持ちの差をそこで量っていました。



わずかなずれが、許せませんでした。



オットからの愛を感じて、幸せだと叫びたい!




お互いの気持ちは、ぐちゃぐちゃに交差していました。




けんかを繰り返す中、mochaの気持ちは急激にしぼみ、そして冷めていきました。




TESEが終わった直後の、オットへの気持ちとはまったく変わり




人間不信の、誰も信じられない冷めた目をしたmochaがそこにはいました。






オットへ向ける笑顔も仮面となりかかった
そんな仮面をかぶった日々だったと思います。
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