mochaは中学生の頃からの、小さくもあり大きくもある夢がありました。


「飲食店に勤める」



それははじめは小さな種でしたが、静岡から東京に出てきて専門学校へ入り、料理の勉強をし、さらには飲食店を経て料理長に就任した時期もあり、大きなつぼみとなって行きました。



ただただまっすぐに進んでいたmochaは、「夢はかなえられるものだ」と当然のように思い切っていました。

アバウトではありますが、その頃収入手取り23万前後(税金は個人で支払い・ボーナスはもちろんなし)に対して、年間80〜100万ほど貯金をしておりました。


一人暮らしをしての貯金だったので、かなりのんびりペースではありますが。

しかし「お店を建てる」夢を28歳にかなえたい。そうおもったmochaは、今のままじゃお金がたまらない。もっと効率よく稼がなければいけない。



そうして、料理長という座を降り、アルバイターとして掛け持ちで仕事をすることとなりました。

ダブルワークで初め働いていたころの合計月収は30万ぐらい。
ピーク時は40万以上もらったこともありました。
その分、睡眠時間は一日3時間程度、昼夜逆転が1年位続くこともありました。



その最中、当時付き合っていた彼(H君としましょう)は女手一つで育てられた男の子。
ボーナスもすべて貯蓄に回し、家計簿をつけていたといいます。
mochaとは3:7の割合でお金を出しあおう!といわれたわけですが、レシート清算をしていたときに2円ほど多くmochaが払いました。「だめだよ」という彼。



「将来お店の管理を目指している人が、2円のずれをアバウトに見逃すようじゃ、夢はかなえられないよ。」と一言。


ガツーンと来ました。それまで節約やお金に対してどこかアバウトに、甘く考えていたmocha自身に、気づかされた瞬間でもありました。


それからというものの、つけていた家計簿を見直し、1円単位のずれもチェックし、つきにどれぐらいの支出と収入があるかをきっちりと管理するようになりました。
彼のおかげで、一年半ほどで、350万円の貯金に成功することができました。とても苦しかったけれど、この彼の一言が、mochaが変わる事ができた大切な一言です。


その彼とは別れて連絡もとっていませんが、それ以外にも沢山の大切なことを教えてくれた、大切な存在です。
そして、その一言が、mochaの節約生活本格開始の一歩でもありました。
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