オール電化のしくみ |
では、次にオール電化の仕組みについて。
仕組みも何も、って感じでしょうが、全て電気で動く製品に変えるということですね。
かえるところと言えば、ガスキッチン→IHクッキングヒータ、ガス給湯器→エコキュートくらいでしょう。
(床暖房なんかを入れるところもありますが我が家では入れていないのでその二つに今回は絞ります。)
まずはIHクッキングヒーター。
いろいろな製品が出ておりますが、ガスとの一番の差は「火が見えない」こと。(当たり前?)
ですので、火力の調節が慣れるのに時間がかかるかもしれません。
また、フライパンは「磁石でくっつくそこが平らなもの」のみ使用可能です。
アルミ鍋、中華鍋、土鍋は使えません。ちぃちぃもIHに変えたときに長年使っていた愛用の中華鍋は葬りました。。。
オールメタル対応といってアルミ鍋を使える機種も出ているようですが、実際にはアルミは熱伝導率が悪く調理に鉄やステンレスの鍋を使うよりも電力を使います。
mochaが使った中では「ステンレス」のフライパンと鉄のみのフライパン(フッ素加工などしてないもの)が温まるのが早いと感じています。
(皆さんが憧れの鍋、ルクルーゼも使えますよ♪)
お湯が沸くのは大変早く、一番強い火力なら400ccが1分も立たないうちに沸いてしまいます。
又揚げ物が苦手な方にも温度設定ができたり、タイマーがついていたり。
火力はかなり強く、チャーハンや炒め物はIHのほうがおいしくできる気がします。
不便なのは、鍋ができないのと、海苔が焼けないくらいかなぁ。
まぁ、鍋はカセットコンロでやればいいし、海苔はレンジでチンでなんとかなるので、今は不便は感じていません。
次に、エコキュート。
こちらのほうがわからない方が多いと思います。
空気の熱でお湯を沸かすという仕組みですが、外気の熱をエアコンの室外機のような機械が取り込み、圧縮し、大きな熱に変えます。
その熱で水を沸かし、でっかい魔法瓶のような給湯タンクにためておき、水で薄めながら設定温度のお湯を蛇口に運ぶ、という仕組みです。
(かなりアバウトな説明ですが、これが分かりやすいと思います)
このエコキュートがオール電化で節約の鍵になってきます。
(後ほどお話しするとします)
何しろ、使う電力が大きいので。
営業に来る方で、よく「一日30円でお風呂に入れますよ!」といっている方がいますが、これも鵜呑みにしないほうがいいです。
エコキュートは夏と冬で沸かすために使う電力がかなり違います。
自分で計算して、ご納得してからのほうがいいでしょう。
エコキュートはいつ沸かすか?というと、ほとんどの方は夜沸かします。
昼間のほうが気温は高いんだし太陽光発電で発電した電気で沸かせばいいのでは?とおもうかもしれませんが、それでは料金的に「損」をするのです。
オール電化になると、「電化上手」という料金コースに変更します。(東京電力の場合)
いわゆる「時間帯別に料金が変わるコース」で、夜の料金が格安となっています。(昼間28〜33円、夜間9円)
なので、夜に沸かしたほうがお金が安きすむ、ということになります。
夜間の電力は原子力や火力でまかなわれることが多いので、本当のエコを考えたら昼間自分たちの屋根で作った電気で沸かしたほうがいいのかもしれませんが・・・今回は節約の観点から見てお話をしました。
プロパンガスが1立方390円、基本料金も2000円近くとべらぼうに高かったわが家だったので、いくら高いといえどエコキュートにしてからのほうが格段に料金は下がりました。
不便な点は、ガスに比べてお湯が安定しない(止めると冷たくなる)、湯切れすると使えない、魔法瓶のようなタンクで保温しているためさめてしまう分の「ロス」があることです。
上手な使い方は後々紹介します。 |
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